公務員から一般企業への転職はきつい。
そんな話を聞いたことがある人は多いと思います。
安定を手放すことになる。
仕事の進め方も人間関係も変わる。
成果の見られ方も違う。
そう考えると、不安になるのは自然です。
僕も実際に、公務員から一般企業へ転職する前はかなり不安がありました。
なんとなく大変そうと思っていたというより、本当にやっていけるのかが気になっていました。
実際に転職してみると、たしかにしんどいことはありました。
公務員時代との違いをかなり感じる場面もありました。
でも一方で、やっていけないほどかと言われると、そこまでではありませんでした。
きついことはある。
ただ、それは全部が無理という話ではなく、慣れや考え方、職種との相性も大きかったように思います。
今回は、公務員から一般企業に転職した僕が、実際にしんどかったことと、それでもやっていけると感じた理由を正直に書いてみます。
公務員から一般企業は“きついらしい”と聞いていた
転職前から、公務員から一般企業はきついという話はよく目にしていました。
スピード感が違う。
成果主義が強い。
民間は厳しい。
そんなイメージがなんとなくありました。
たしかに、公務員と一般企業では求められることが違います。
だから、同じ感覚のまま入ると、しんどさを感じやすいのは事実だと思います。
ただ今振り返ると、転職前に持っていた不安の中には、実際より大きく見えていたものもありました。
やる前は、見えないものを必要以上に重く感じやすいです。
僕も、公務員を離れること自体にかなり構えていた部分がありました。
だからこそ今思うのは、
「きついか、きつくないか」だけで考えるより、「何がきついのか」を分けて見るほうが大事
だということです。
実際にしんどかったこと1|自分で考えて動く力が必要だったこと
実際に転職してまず感じたのは、自分で考えて動く力がかなり必要になることでした。
公務員時代は、もちろん自分なりに考える場面もありましたが、全体としてはマニュアルや前例、決まった流れに沿って動くことが多かったです。
いい意味でも悪い意味でも、大きく外れないように進める感覚がありました。
でも営業職に転職してからは、それだけでは足りないと強く感じました。
どう動くか。
何を優先するか。
次に何をするか。
こうしたことを、自分で考えて決めていかないと前に進みにくいです。
指示を待っているだけだと、正直置いていかれる感覚がありました。
ここはかなりしんどかったです。
公務員時代の感覚のままでいると、受け身になりやすい。
でも民間、とくに営業では、自分から動くことが前提になっているように感じました。
だから転職してしばらくは、仕事そのものというより、
働き方の前提の違い
に戸惑っていた気がします。
実際にしんどかったこと2|数字を追うプレッシャーが強かったこと
もう一つ大きかったのは、数字を追うプレッシャーです。
これは公務員と一般企業の違いとして、自分の中ではかなり大きかったです。
公務員時代も責任はありました。
でも営業職に転職してからは、どれだけ動いたか、どんな結果が出たかがよりはっきり見えるようになりました。
数字があることで、ごまかしにくいですし、結果が出ないとプレッシャーになります。
ここはやはり安定職だった公務員時代との違いを強く感じました。
公務員から転職してきた立場だと、
「数字を追うってこういうことか」
と実感する場面が多いです。
もちろん、数字があるから改善もしやすいです。
ただ、慣れるまではその見られ方自体がしんどい。
ここはかなり大きな違いでした。
実際にしんどかったこと3|安定していない感覚が常にあること
公務員時代との違いとして、やはり安定していない感覚もありました。
公務員の頃は、毎月の収入や立場が大きく揺らぐ感覚はそこまで強くありませんでした。
でも一般企業に入ると、成果や環境によって見え方が変わる感覚があります。
特に営業職だと、結果によって自分の気持ちも左右されやすいです。
数字が出れば少し安心するし、出なければ不安になる。
この波に慣れるまでは、精神的にもきつさがありました。
公務員の“安定”に慣れていたからこそ、この違いは余計に大きく感じたのかもしれません。
ただ、人は環境に慣れていくとも感じた
ここまでしんどかったことを書いてきましたが、一方で強く感じたのは、人は環境に慣れていくということです。
最初は、公務員時代との違いばかりに目がいっていました。
でも働いていくうちに、その感覚は少しずつ薄れていきました。
営業のテンポ。
数字を追う感覚。
自分で考えて動くこと。
最初は全部しんどく感じていても、続けていくとそれが少しずつ当たり前になっていきます。
公務員だった頃の感覚は、いい意味でも少しずつ薄れていくんだと思います。
もちろん、すぐに慣れるわけではありません。
でも、人は環境に適応していくので、最初のきつさがずっと同じ強さで続くわけではなかったです。
この感覚は、転職前にはあまり想像できませんでした。
公務員から一般企業でも、やっていけるようにはなっていく
実際に転職して思うのは、
きついことはあるけど、やっていけるようにはなっていく
ということです。
これは「誰でも大丈夫」と言いたいわけではありません。
ただ、最初に感じたしんどさが、そのまま将来ずっと続くわけでもないと思っています。
僕自身、転職したばかりの頃は、
「やっぱり全然違うな」
「思ったより大変だな」
と感じることが多かったです。
でも、仕事を続ける中で少しずつ見え方は変わってきました。
自分で考えて動くことにも慣れていくし、数字に対する向き合い方も少しずつ変わっていきます。
最初の違和感だけで、「もう無理だ」と決めつけなくていいのかもしれないと今は思います。
ただし、職種選びには向き不向きがあると思う
ただ、ここはかなり大事ですが、
やっていけるかどうかは職種との相性にも左右される
と思います。
一般企業といっても仕事は幅広いです。
営業なのか、事務なのか、企画なのか、現場寄りなのかで、求められることはかなり違います。
だから、「公務員から民間なら全部きつい」「全部やっていける」とは言えません。
実際、自分も営業職だったからこそ、数字や主体性のプレッシャーを強く感じました。
もし別の職種なら、また違ったしんどさだったかもしれません。
なので、公務員から転職を考えるなら、勢いだけで決めるより、
まずは自己理解をして、どんな働き方や職種が自分に合うのかを見ていくこと
がかなり大事だと思います。
ここを外すと、「民間がきつい」というより、「自分に合わない仕事がきつい」になりやすいです。
公務員からの転職は、やってみないとわからない部分も大きい
公務員から一般企業への転職はきついと言われることがあります。
それはたしかに一面では本当だと思います。
でも、実際にやってみないとわからないこともかなり多いです。
向いていないと思っていたことが意外と大丈夫だったり、逆に不安に思っていなかったところで苦労したりします。
このあたりは、やる前に全部予想するのは難しいです。
だからこそ、今転職を迷っている人に対しては、
不安があるのは自然だけど、最後は一歩踏み出してみないとわからない部分もある
と伝えたいです。
もちろん、無計画に動くのは違うと思います。
でも、考えすぎて何も変えられないままだと、見えないまま終わることもあります。
まとめ|公務員から一般企業はきついこともある。でも、やっていける余地はある
公務員から一般企業はきつい。
この言葉は、半分は本当だと思います。
実際に転職すると、自分で考えて動く力の必要性、数字を追うプレッシャー、安定していない感覚など、しんどいと感じることはありました。
でも一方で、思っていたより全部が無理なわけでもありませんでした。
人は環境に慣れていきますし、最初のきつさがずっと同じまま続くわけでもない。
だから、きついことがあることと、やっていけないことは同じではないと思います。
ただし、向き不向きはあります。
だからこそ、転職を考えるなら、職種選びだけはしっかり自己理解をしたうえで選んでいくことが大事です。
その前提は必要ですが、
それでも最後は、やってみないとわからないこともあります。
もし今、公務員から一般企業への転職が不安なら、
「きついかどうか」だけで判断しなくてもいいと思います。
きついことはある。
でも、それでもやっていける余地はある。
僕は実際にそう感じています。